サマリタンというAEDは価格が安いけれど、品質はどうなの?
あまり聞いた事がないAEDだけど、実際に売れているの?
サマリタンについてそのような疑問をお持ちではありませんか?
サマリタンは業界で最長の8年保証がついた非常に品質の高いAEDです。
価格については、8年間のロングライフAEDだからこそ月額の費用を安く抑える事ができます。
サマリタンのメーカーであるストライカー社は心臓に電気ショックを与える技術を世界で初めて開発した、AEDのパイオニアとも言えるメーカーです。
サマリタンは日本だけでなく、世界中で販売されており実績は十分です。
日本では発売からまだ2年程ですが、今後さらにシェアが伸びていくと思われます。
この記事では、サマリタンのメーカーや製品についてだけでなく、実際に購入して届いた箱の中身を写真付きで詳しくご紹介を致します。
サマリタンスペック表
『次世代AED』という名称のついたサマリタン。
まずは特長も含めた基本スペックの表が下記になります。
・普及を目指し低価格設定となっている本体価格
・緊急時の駆けつけや、普段の携帯にも適した1.1kgの軽量設計
・社会インフラといわれるまでに普及が進んでいる機器として、昨今では必須となりつつある耳マーク
・工事現場等でも安心して使用ができる高い防滴・防塵規格のIP56
スペック上でもまさに『次世代』という名称に相応しい様々な特長があります。
製品名 | サマリタン PAD 350P |
国内メーカー | 日本ストライカー株式会社 |
主な取扱先 | 株式会社ヤガミ |
価格(税抜) | 220,000円 |
耐用期間 | 8年間 |
保証期間 | 8年間 |
本体サイズ | 20×18.4×4.8cm |
重量(電極パッド・バッテリー含む) | 1.1kg |
エネルギー量(成人) | 150、150、200J |
出力タイプ | エスカレーション |
防滴・防塵 | IP56 |
耳マーク | 取得 |
バッテリー、電極 | パッドパック (一体式のカートリッジタイプ) |
電極&バッテリー交換期限 | 約4年間 |
パッドパック希望小売価格(税別) | 41,000円 |
消耗品 耐用期間内総額(税別) | 41,000円 |
通信機能 | オプション |
サマリタンの主な取扱先である㈱ヤガミからは、保証期間8年間分の消耗品(期限管理含む)、救命使用時後に必要となる消耗品(電極パッド・バッテリー)をすべて含んだ、『8年保証安心パック』という商品が月額で3,480円(税別)となっています。
サマリタンの特長は8年間長期保証、メンテナンスは4年に一度だけの簡単設計
■サマリタンの特長は業界最長の8年間長期保証
サマリタンの特長はなんといっても業界で最長の8年間長期保証。
サマリタンであれば、AED本体の更新が必要になる耐用期間と保証期間が同じ年数になっており、万が一機器の故障により高額な費用が発生するという心配はありません。一つの機器を長く安心して使用することができます。
■8年パックだからこそ月額もお得で便利
AEDの月額支払いは、基本的に『本体価格÷契約期間』が金額の目安です。
保証期間が8年のサマリタンは『契約期間8年』が可能なため、他と比較して安価な価格で入手が可能です。
【サマリタンがお得になる理由】 ※250,000円をAEDの購入価格とした場合
250,000円÷60(5年:60ヶ月)=約4,166円(月額)
250,000円÷96(8年:96ヶ月)=約2,604円(月額)
例えば㈱ヤガミが販売している、消耗品の定期交換費用や救命使用時の消耗品交換費用もすべて含まれている8年パックのような商品であれば、AEDにかかる費用は月に4,000円を下回ります。
サマリタンが安価である理由は、性能や品質ではなくロングライフAEDであるからなのです(むしろ品質は業界最長の保証がついているため高いと言えるでしょう)。
サマリタン8年パックの詳細はこちら
■サマリタンのメンテナンスは4年に一度だけで最も簡単!
AEDの管理に必要な電極パッド、バッテリー交換のメンテナンス。
サマリタンは『次世代AED』という名前の通り、メンテナンスが非常に簡単になっています。
サマリタンの消耗品は、『パッドパック』という、電極バッドとバッテリーが一体化したカートリッジになります。
サマリタンパッドパック(写真はパッドを取り出した状態です)
このパッドパックは約4年間の有効期限があるため、サマリタンは8年の保証期間内に、このパッドパックを1度だけ交換すればOKです。
消耗品の交換が8年間で一度だけというのは、現在あるAEDの中で最も簡単な内容です。
写真はパッドパックの交換方法です。
写真の通り、パッドパックの取り外しはワンタッチなので誰でも簡単に交換可能。
パッドパックの装着はこの逆なので、差し込むだけでOKです。
サマリタンを実際に購入してセッティングまでの内容を徹底解説!
サマリタンを販売店の株式会社ヤガミから購入し、納品された商品を実際に開封して写真付きで解説致します。
■商品が到着
商品が届いた状態です。箱もA4の取扱説明書サイズで非常にコンパクト。
■箱を開封
箱を空けるとメーカーの取扱説明書やAED設置シール、オリエンテーションDVDなどの入った資料があります。
サマリタンの使い方や音声ガイダンスの確認は付属のDVDを使用しますが、
DVDの動画はYouTubeでも見る事ができます。
企業など、多くの人へ一度に共有をする時にはYouTubeが便利です。
サマリタン PAD 350P オリエンテーションビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=PbP9ZB3ZRrI
■AED本体とパッドパックを確認
取扱説明書を取り出すとAEDが出てきます。右側にある小さな小箱の中にパッドパックが入っていますので、サマリタンは届いたら本体にパッドパックを装着してください。
■パッドパックの箱を開封
パッドパックの入っている小箱を開封した中身です。
緑のタブを引っ張ると、中に入っている電極パッドが出てきてしまうので、救命使用時以外は緑のタブを引っ張らないで下さい(万が一引き出してしまっても、袋を破いて開封しなければ元に戻せます)
■AED本体を取り出し
黄色のキャリングケースを開くと、AEDの本体が取り出せます。
実際に救命使用でAEDを使う場合、サマリタンはキャリングケースに入れたまま使用する事ができるため、写真のようにケースを開ける必要はありません。
■パッドパック装着部分を確認
本体の裏側です。AED本体はパッドパック型のくぼみがついており、正しい向きでしか装着できないようになっています。誰でも正確に消耗品の取付や交換が可能です。
■キャリングケースの確認
キャリングケースは2段式になっており、購入時には付属品が写真のように入っています。
後ろのスペースには必要に応じて様々な物を入れる事ができます。別売りの未就学児用パッドパックも一緒に購入した場合には、ここに入れておくと便利です。
■キャリングケース内容品
後ろのポケットに入っている中身です。
使用方法の資料とレスキューセット、パッドパックの期限を確認するための消耗品交換時期表示タグが入っています。
レスキューセットとは、AEDを使用する時、状況に応じて必要になる便利品がまとめて入っているポーチです。
中身は、人工呼吸用携帯マスク(手袋付)、はさみ、体毛剃りカミソリ、ガーゼ(2枚)が入っています。
■パッドパック交換期限管理方法
消耗品交換時期表示タグは、パッドパックが入っている袋にある消耗品有効期限シールを貼り付け、キャリングケースの見えやすいところに付けておきます。
これでいつでも消耗品の交換時期を確認できます。
サマリタンの消耗品は購入してから約4年後と長いので、メンテナンスが少なく便利な反面、思わず忘れてしまう可能性もあります。
そのため、サマリタンは消耗品の期限管理付きになっている8年パックが便利でおすすめです。
サマリタン8年パックの詳細こちら
サマリタンの評価・口コミ
サマリタンの評判、口コミ、使った人の感想です。
実際に現物を見た人やユーザーからは、軽量・コンパクトという特長がここにある事例以外にも特に多いようです。
■都内私立大学保健管理センター
実際にAEDを使用するような事案では、やはり保健センターの職員が救命現場まで駆けつける事が多い。サマリタンは今までのAEDと比べて軽いため、AEDを持って現場に走る時に非常に便利。
■某外資系スポーツブランド
思っていた以上に小さくて驚いた。これであれば持ち運びも簡単そう。今まで持っていく事のできなかった登山サポートチームでも使用をする事にした。
■某建設会社
建設現場へ毎回サマリタンを持ち運んでいるが、高い防滴・防滴性能があり今までトラブルになっていない。
■都内某大学
消耗品の有効期限4年間あるため管理が非常に楽で助かる。
■某フィットネスクラブチェーン
8年間と長く使用できるためトータルコストが激減。操作パネルもイラストが書かれていて一目でわかりやすい。店舗スタッフからも「安心して使えそう」と評判。
サマリタンのメーカー『ストライカー』はAEDの世界的メーカー!
サマリタンのメーカーはストライカー社です。
アメリカのメーカーで、約60年の除細動器の歴史があるフィジオコントロール社が大手医療機器メーカーであるストライカーの傘下に入り社名がストライカーとなっています。
過去にはメドトロニック社の傘下に属していたこともあり、メドトロニックの名前で知っている人も多いです。
ストライカーは1950年代後半に心臓に電気ショックを与える技術を世界で初めて開発した、AEDのパイオニアとも言えるメーカーです。
病院などで使われる、いわゆる『プロ用』のAEDも含めると、世界トップシェアと言われてます。
日本国内では、日本光電、フィリップスについで第3位のシェアを誇るメーカーです。
AEDについて詳しい人であれば必ず知られており、いわゆる『知る人ぞ知るAEDのトップメーカー』というのが相応しいでしょう。
サマリタンとオムロンのAEDとの違いは?オムロンのAEDはストライカーのOEM
オムロンのAEDは非常にサマリタンとデザインが似ており、
オムロンのAEDとサマリタンは何が違うのか?という質問を良く聞きます。
その理由は、オムロンのAEDはストライカーが製造しOEMで提供しているからです。
サマリタンはもともと北アイルランドのAEDメーカー「ハートサイン・テクノロジーズ社」で作られておりました。
そして現在はストライカーがハートサイン社を買収しており、ストライカーブランドとしてサマリタンを世界で販売しています。
サマリタンは保証期間が8年間、耐用期間が8年、消耗品の交換期限は4年間に対し、オムロンのAEDは保証期間が5年、耐用期間が7年、消耗品の交換期限は3年間と、仕様の部分はサマリタンとオムロンで違いがいくつかあります。
それぞれのスペックについては、下記からご確認下さい。
まとめ
サマリタンは『次世代AED』という呼び名がついているとおり、価格やメンテナンスなど今までのAEDで課題となっていた部分がより進化したAEDです。
はじめてAEDを設置する場合だけでなく、今使っているAEDの更新にも非常におすすめです。
価格、保証、メンテナンス、使い勝手など、すべてが進化したAEDを是非お試し下さい。
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