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中古AEDを安いだけで購入してはならない5つのポイント

AEDの基礎

AEDを導入したいが、非常に高価なもので予算が足りない。
車などと同じで、中古のAEDであれば安くてそのまま使えるのではないか?と考えていませんか?

しかしそれと同時に中古品のAEDの安全性などについても気になりますよね?

中古品のAEDはきちんと安全性を約束されたものであるのか確認する事は難しく、また安易に中古のAEDを購入してしまうと、違反をしている業者から購入をしてしまったり、安く買ったつもりが、逆に割高となってしまうなんて事もあります。

こちらでは中古のAEDについて知っておくべきことや、AEDを安く購入する方法について解説致します。

目次

中古AEDの購入は安全性の懸念がある

AEDは命を守る機器なので、中古品を使う事には安全面でのリスクがあります。

AEDを中古で販売するには、事前に製造販売業者へ連絡し、製造販売業者から中古品としての販売の可否を確認することが法律で定められています。

しかしその可否の確認を取らず不適切に中古市場に出回ったAEDは、品質に問題があったり、修理が受けられない、または消耗品の供給が受けられない可能性もあります。

無許可で中古販売をしている業者がある

命に直結するAEDは、医療機器の中でも、もっとも厳しく管理される「高度管理医療機器」に位置づけられています。


そのため、AEDを販売やリース・レンタルする業者はすべて高度管理医療機器の販売業・賃貸業の許可を取得しなければなりません。


医療機器を販売するにあたり、購入者に対して安全性、品質、適正使用に関する情報を随時提供する責任があります。


AEDは誰でも販売できるものではないのです。AEDを購入する時には、その業者がきちんと許可を取得しているのか確認をしましょう。


Yahooオークションでも一時出品の停止に

過去にAEDがオークションなどで転売されているという話題が、ニュースで取り上げられました。

販売許可の資格を持っていない方が、ネットオークションなどでAED販売をしていたようです。


それを受けて、過去にはYahooオークションで、「万一適切性を欠くAEDの出品があった場合には、救命用の医療機器として生命・身体の安全に直接影響を及ぼす危険性がある」として、AEDの出品が禁止され、サイトから削除する措置が取られたこともあります。

※現在は取り扱い許可を得ているヤフオク!ストアのみ出品が可能となっています。


中古AEDは割高になる可能性がある

AEDを中古で購入した人の多くは、AEDで命を守りたいが、新品は高すぎて買えないという事情があるようです。

しかしAEDの場合は、新品を購入するよりも中古品を購入した方が、結果的に割高となってしまう可能性もありますので要注意です。

中古のAEDは1年間しか使えない場合も!耐用期間の見落としに注意!

AEDには『耐用期間』が設定されており、機種によって異なりますがもっとも短いものでは6年、最長でも耐用期間は8年間となっています。


AEDは「高度管理医療機器」及び「特定保守管理医療機器」と定義されており、耐用期間を過ぎたAEDは、できる限り速やかに更新をする必要があります。


AED耐用期間についての詳しい内容は、次の記事で解説をしていますのでご確認下さい。

AEDの耐用年数は6年~8年。保証期間との違いを解説


仮に中古品でAEDが安く買えた場合でも、そのAEDの耐用期間が1年しか残っていなかった場合は、1年後にまた新しいAEDへ買い替える必要があります。


耐用期間の残りが1年の中古AEDが5万円だった場合、仮に同条件の中古品を5年間毎年買い替えした場合には、5万円×5年間=25万円。


新品で購入したAEDの耐用期間が6年間、購入価格25万円の場合、1年あたりの費用は、25万円÷6年=約4万1千円。


つまり、中古品のAEDは非常に安く思えますが、実は新品を購入するよりも、結果として割高となってしまう場合があるのです。


ではどうすればAEDを安く購入できるのか!?そのポイントをご紹介致します。


AEDをより安く購入する方法

保証期間が長ければさらに安心!AEDの費用は長期で考えよう

AEDは耐用期間が過ぎたら買い替えをしなければなりません。

そのためAEDで一番費用が掛かるのは、この買い替えをするタイミングです。


AEDの費用を抑えるためには、この買い替えをできる限り少なくする事が重要であると言えるでしょう。対策として耐用期間の長い機種を選ぶことは当然ですが、一歩進んで、保証期間の長い機種を選ぶとさらに安心です。


保証期間とは故障や不具合の際にメーカーが無償で対応をしてくれる期間です。

そのため、保証期間中は不具合などのトラブルによる、急な出費の心配もありません。


基本的にはどの機種も、耐用期間>保証期間ですが、中には耐用期間=保証期間という機種もあります。コストを抑えたい場合には、保証期間をチェックする事がおすすめです。


さらに費用を抑えるなら、消耗品は含めずにAED本体のみを購入

AEDは消耗品の定期交換が必要となり、その管理がユーザーの負担になる事もあります。

そのため、最近は安心パックなどの、消耗品定期交換が初めから含まれている商品が人気で主流となっています。


安心パックは便利でおすすめなのですが、定期交換の消耗品が初めから含まれているため、初期費用は当然高くなります。


その他、キャリングケースやレスキューセットといった付属品が本体に含まれず別売となっている機種もあり、そのような機種では別売の付属品を除くことでさらに金額を下げる事もできます(基本は付属品として一緒に購入する事がおすすめです)。


とにかく初期費用は抑えて購入したい場合には、購入する金額の内訳に、消耗品や付属品が含まれているのかどうかも確認をしてみましょう。


AEDは廃棄する時に必ず連絡が必要

AEDは製造販売業者や販売業者でAEDの設置場所の登録・管理をしております。そのため、設置しているAEDを廃棄、または譲渡する際には、AEDの購入店又は製造販売業者へ必ず連絡をして下さい。

連絡する際の参考書式は、厚生労働省のホームページで取得可能です。
必要事項を記入するだけですので、こちらをご活用下さい。

厚生労働省ホームページ(参考書式ダウンロードはページ中段)

まとめ

AEDの中古品は不適切に市場に出回っている物である可能性もあり、命にかかわる機器のため、安心して万が一に備えておける正規品をおすすめ致します。

予算がなく、どうしても安く購入したい場合でも、安易に中古品を購入してしまうと結果として後から「やはり新品を購入しておけばよかった…」となりかねません。

初期費用を抑えるのであれば、リース・レンタルもおすすめです。
価格についての詳しい内容は次の記事で紹介しておりますので、是非ご覧ください。
AED価格のしくみを解説。リースやレンタル、本当に安いのはこれだ!

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