AEDの価格を調べていくと、メーカーが色々ありメーカーのホームページを見ても価格の記載がどこにあるかわからない、さらに調べるとどうやらAEDは消耗品のお金もかかるらしい!?情報が沢山あってよくわからない…!と思われていませんでしょうか。
そこで、こちらの記事では各メーカーのAEDの基本的な価格情報をまとめております。
※価格につきましては、通販サイトの価格、取扱販売会社のカタログの価格を参考にしております。
※消耗品期限につきましては、平均的な有効期限を記載しております。
AED本体の価格は20万円~30万
AEDは本体のみの販売しているものや、消耗品を含めたパックになっている商品など、同じAEDでもパッケージによって価格は様々です。
消耗品などは含めずに、シンプルにAEDの本体のみで考えた場合、基本的なAED本体の価格は、ざっくり言うと20万円~30万円程度が相場感です。
AEDの価格一覧(メーカー別)
日本光電
日本光電はAEDで唯一の国産メーカーです。国内ではおそらくトップシェアだと思われます。オレンジ色のAEDは見たことのある人も多いのではないでしょうか。
AED-3100
心肺蘇生終了後、最短8秒以内に解析・充電を完了するため、より早期の電気ショックができる特長があります。リモート監視機能も特長です。 本体価格の定価は418,000 円。保証期間は5年、耐用期間は8年。 販売価格を調べると、260,000~270,000円くらいが目安です。 消耗品については、バッテリパックは4年間の有効期限のものが40,000円、電極パッドは約2年毎の交換で11,000円です。
フィリップス
オランダのメーカーです。フィリップス製品は、AEDだけでなく身近な物で電気シェーバーや電動歯ブラシなどがあります。
HS-1+
フィリップスの基本モデル。CPRを細かな音声案内でサポートしてくれます。
本体価格はオープン。販売価格を調べると、340,000円前後のようです。保証期間は5年、耐用期間は8年。
消耗品はバッテリーが4年間の有効期限で34,000円、電極パッドは約2年間の有効期限で10,000円です。
FRx+
オプションの小児用キー(別売)を使う事でパッドを交換せずに使える上位モデルです。
本体価格はオープン。販売価格を調べると、500,000円前後のようです。保証期間は5年、耐用期間は8年。
消耗品はバッテリーが4年間の有効期限で34,000円。電極パッドは約2年間の有効期限で10,000円です。
ストライカー
アメリカのメーカーでメドトロニック、フィジオコントロールから社名変更しています。心臓に電気ショックを与える技術を世界で始めて開発した、AEDのパイオニアとも言えるメーカーです。
病院などで使われる、いわゆる『プロ用』のAEDも含めると、世界トップシェアと言われてます。ちなみに日本国内のAEDは、先に上げた日本光電、フィリップス、ストライカーの3メーカーで多くを占めていると思われます。
CR-Plus
ストライカーの特長は業界で最長になる8年間の長期保証です。CR-Plusは2005年から販売されているロングセラーモデルで、実績は十分と言えるでしょう。
本体価格は285,000円、耐用期間は8年。販売価格を調べると、277,000円前後のようです(現在は販売終了)。
消耗品は、電極パッド2組とバッテリーがセットになっており、約2年間の有効期限で、20,000円です。
サマリタンPAD 350P
CR-Plusと同じく8年保証。軽量・コンパクトな設計で、メーカーからは次世代AEDとリリースされています。価格も普及を目指した安価設定で、国内だけでなく、現在世界的にも非常に良く売れているようです。
本体価格は220,000円。耐用期間は8年。販売価格を調べると、220,000円前後のようです。
消耗品は、電極パッドとバッテリーがセットになったパッドパックが、4年間の有効期限で41,000円です。
サマリタンについての詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。
合わせてご覧ください。
CU
韓国のメーカーです。国内では東京消防庁などでも実績はあるようです。韓国国内では高いシェアを誇っています。
NF1200
NF1200も長年にわたり販売され続けているモデルです。スタンダードなモデルでシンプルな設計が特長です。
本体価格は290,000円。保証期間は5年、耐用期間は7年。販売価格は調べましたが、情報がありませんでした。
消耗品はバッテリーが4年間の有効期限で31,000円、電極パッドは約2年間の有効期限で9,300円です。
CU-SP1
小児用モードの切り替えスイッチがついたCUの上位モデルです。騒音に合わせて音声ガイダンスのボリュームが自動で大きくなるオートボリューム機能などがついています。
本体価格は340,000円。保証期間は5年、耐用期間は7年。販売価格は220,000円前後のようです。
消耗品はバッテリーが5年間の有効期限で36,000円。
電極パッドは約2年間の有効期限で9,800円です。
オムロン
オムロンは血圧計など、身の回りでもよく見かけるメーカーでご存知の人も多いでしょう。オムロンのAEDは、先に紹介をしたストライカーがオムロンモデルとして製造をしているAEDです。
HDF-3500
オムロンのAEDは5年間保証、耐用期間は7年。わかりやすさにこだわった大きなパネル表示が特長です。
本体価格はオープン。販売価格を調べると、230,000円前後のようです(基本的に5年分の消耗品を含めた販売)。
消耗品は電極パッドとバッテリーが一体となったパッドパックが3年間の有効期限で30,000円です。
HDF-3500についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
合わせてご覧下さい。
旭化成ZOLLメディカル
旭化成も繊維や住宅などで有名なため、名前を知っている人は多いと思います。アメリカのゾール・メディカル社を買収し、旭化成グループで日本法人となっているのが、旭化成ゾールメディカルです。
ZOLL AED Plus
ZOLL AED Plusは効率的な胸骨圧迫の実現による救命率の向上を目指した、胸骨圧迫ヘルプ機能が特長です。
本体価格はオープン。販売価格を調べると、300,000円前後のようです。保証期間は5年、耐用期間は7年。
消耗品はバッテリーが3年の有効期限で7,200円。電極パッドは2年の有効期限で26,000円です。
AEDの価格を比較する時の5つのポイント
ご覧頂いた通り、メーカーによってAEDは本体だけでなく消耗品の価格や有効期限も様々です。
いったいどうやって比較すれば良いのか非常にわかりにくいかと思います。
次の記事ではAEDの価格を比較する際に重要な5のポイントを詳しく解説しています。
是非合わせてご覧ください。
AEDの価格を比較する際に必ず見るべきポイントとは
また、価格は導入する形態によって条件がかわります。
月額支払いのリースやレンタルについては次の記事で詳しく解説しています。
AED価格のしくみを解説。リースやレンタル、本当に安いのはこれだ!
こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。価格については、実際に販売業者へ見積を取ると、ネットの価格よりもさらに安くなることが多いと思います。気になる機種があれば、販売業者、もしくはメーカーへ直接お問い合わせすることをお薦めいたします。
販売業者によっては、消耗品の期限管理などもすべて含めたパックになっている物のありますので、比較する際には各社の条件をよくご確認ください。
当サイトおすすめの機種の見積りは、こちらよりお申し込みください。
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